同じ支点から吊るした二重振り子を、2本目の腕の角度だけ 0.00057°(10万分の1ラジアン)ずつずらして一斉に放します。初めは1本に重なって揺れますが、差は時間とともに指数関数的に広がり、やがて全く違う動きになります。運動はニュートンの運動方程式で完全に決まっていて、偶然の要素はありません。それでも先が読めなくなる。これが「決定論的カオス」です。右上の λ は、隣どうしの差が 10⁻⁴ から 10⁻¹ ラジアンまで広がる速さから求めた、最大リアプノフ指数のおおまかな推定値です。